ハンドメイド作家をしていると色々な作家さんの動向を見ることが多いのですが、同じような作品を作っていても売れる人と売れない人がいるなぁと感じます。
作品はすごく素敵なのにレビューの数がほんのわずかとかって作家さんも少なくないです。
ハンドメイド作家と一口に言ってもそれぞれ活動内容などが変わってくるので、なぜあの人は売れていてこの人は売れていないのかということは一概には言えないのですが、簡単に言ってしまうと「売るための工夫」が足りていないのではないかなと思いこの記事を書きました。
ハンドメイド作品が売れる人と売れない人の違い
ハンドメイド作家の数はどんどん増えていて、minne(ミンネ)だけの登録者数だけでも60万人を超えているそうです。それだけたくさんの中でお客様に見つけ出してもらい、購入してもらうことってものすごく大変なことですよね。
他の人になかなか真似できない技術や、ものすごいオリジナリティのある作家さんはともかく多くの作家さんには売るための工夫が欠かせないものとなっています。
では具体的に売るための工夫とはどんなものがあるのでしょうか。
- ブランドコンセプトを明確にする
- 行き当たりばったりな運営をしない
- オリジナリティを出す
- 発送について考える
- リピーターを育てる
以上の5つの視点からまとめていきます。
ブランドコンセプトを明確化する
ブランドコンセプトとは、ブランドに込めた世界観や役割のこと。これが明確でないとブランドの方針や作品の方向性もぶれていってしまいます。
作品の世界観が統一しているお客様のリピート購入にもつながります。
ブランドコンセプトを決める際に意識すること
・何を提供するブランドか(低身長の人のためのウエディングなど)
・提供する方法(安価に、ネット販売専門でなど)
行き当たりばったりな運営をしない
作りたい作品を作り、気まぐれに出品していてもなかなか売れるようになるのは難しいです。趣味ではなくビジネスとしてハンドメイドに取り組んでいくのであればしっかりとした戦略の元に販売を進めていく必要があります。
下記のような点に注意してみましょう。
・サイトに出品する時間を考えているか(主婦向けなら14時頃など)
・お客様がその作品をどのように見つけるか
・どのようなお客様が自分の作品を欲しているか
・手元に作品が届いたときに開封したお客様の姿をイメージできるか
オリジナリティを出す
個性を出しましょう、オリジナリティのある作品を、そう言われても大多数の人にとっては難しいと思います。
ですが、売れている作家さんをみて同じような作品を作ってもあなたなりの世界観が表現できていなければ、それはただの模倣になってしまいます。
オリジナリティを出すコツは、自分が販売したいジャンルとは全く違うジャンルのものをよく観察し、自分の中に取り込み、色々なものと混ぜ、自分というフィルターを通してから生み出すことです。
日頃から世の中のたくさんのモノに興味を持ち、引き出しを増やしておくことが個性を出すためには大切なポイントです。
発送について考える
ECサイトの運営において「カゴ落ち」という言葉があります。オンラインショップで買い物をするとき、欲しいものを「カゴ」に入れ、決済しますよね。
でも、途中でなんらかの理由があって決済に進まなかった場合のことを「カゴ落ち」と言います。
creema(クリーマ)やminne(ミンネ)では作家個人がお客様のカゴ落ちの詳細について知ることはできませんが、カゴ落ちする原因を考え極力減らすための工夫は行っていて損はありません。
カゴ落ちする原因としては「送料が思ったより高かった」や「発送までの日数がかかりすぎて欲しい日までに間に合わない」などが多いとされています。
送料に関しては、高価で保証などもついているものと、安価だけど保証のないものなど2種類を用意してお客様に選んでもらうと良いでしょう。(ただし販売価格数万円など高価な作品に関しては保証のある発送を選んだほうが良いです)
リピーターを育てる
ブランドを経営していく上で、一度利用してくれたユーザーに再度注文をしてもらうことは、とても重要です。
常に新規の顧客を集め続けるのはとても大変ですし、売上の増減が激しく疲弊してしまうからです。定期的に購入してくれる優良なリピーターさんの存在により、ブランドは支えられています。
リピーターを増やす方法としては以下のような方法が考えられます。
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まとめ:ハンドメイド作品が売れる人と売れない人の違い
ハンドメイドを始める方は、物づくりが好きな方が多いと思います。
だからこそ良いものを作れば売れる、売れなければもっと良い作品を作れば良いと考えがちですが、モノに溢れた現代においては「売るための工夫」も必要になってきます。
せっかく作った作品なのですから、売るための努力、知ってもらうための努力を行い、必要としてくださる人の手に渡るように努力していきたいですね。