保育士を辞めたいと思う理由
私は初めて勤めた園を辞めるまでのほぼ1年間、毎朝起きるたびに「保育士辞めたい」と思っていました。理由は以下の通り。
- 賃金の安さ
- 人間関係の難しさ
- 仕事量の多さと責任の重さ
賃金の低さ
保育士の平均年収と全業種の平均年収を調べてみました(2020年現在)
保育士給与平均 | 日本国民平均年収 | |
20代 | 273万円(月額手取り17万円) | 345万円(月額手取り22万円) |
30代 | 275万円(月額手取り17万円) | 442万円(月額手取り28万円) |
40代 | 331万円(月額手取り21万円) | 507万円(月額手取り33万円) |
個人の状況にもよりますが大体の手取り金額も載せています。
やっぱり全体的な平均給与と比べて低い傾向です。しかもキャリアを積んでもあまり昇給が見込めないというのが悲しいところですね。
また持ち帰り仕事やサービス残業も当たり前。時給換算したら一体いくらになるんだろうとゾッとしたことがあります。
近年保育士の労働環境や給与の低さが話題になることもありますが、それでもこの給与がすぐに改善する事はないでしょう。
人間関係の難しさ
平成30年の東京都の調査では約37%の保育士が人間関係で悩んで退職をしたそうです。私も初めて勤めた園では人間関係に非常に苦労しました。
- 話しかけても無視
- やること全てに文句をつける
- 職員会議で1人の先生だけを吊し上げ
- 自分の仕事を後輩に全て振る
- 仕事中トイレに行くことすら許さない
- 派閥がある
普通の会社ではあり得ない子ども同士のいじめのようなことが普通に起きます。それもひとりの保育士ではなく複数の保育士がこういったことをしていました。ですがこういったことをしている側の保育士も忙しさに疲弊して正常な判断ができていなかったのだと今となっては思えます。
仕事量の多さと責任の重さ
保育士には子どものお世話をする以外にも山のような仕事がありますよね。月案や週案、個別指導案、連絡帳、壁面作り、季節に応じた遊びの計画と準備、行事の小道具制作やピアノの練習。ここだけの話ですが持ち帰りの仕事が多すぎて1、2時間しか寝ないで出勤したことも何度もあります。子どもたちの安全が第一なのに、保育士がこんなに疲れ切っていて良いのだろうか、といつも思っていました。
また、どんなに気をつけて見ていても相手は子どもなので転ぶこともあれば、気がついた時にはお友達を叩いてしまっていることもあります。「かすり傷ひとつつけないで帰すのがプロでしょ!」と保護者の方に叱られたこともあります。
確かにそうできればベストなのですが、保育士も人間です。何十人の子どもをかすり傷ひとつ付けずに帰すというのはあまりにも責任が重すぎるのではないでしょうか。
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保育士を辞めたいと思った時にできること
私は初めて勤めた園を辞めるまでのほぼ1年間、毎朝起きるたびに「保育士辞めたい」と思っていました。今思うとなぜそこまで我慢できたのかなと思いますが、当時は辞めたいとは思ってもなかなか行動に移すことができませんでした。
給料も安く貯金もほとんどなかったので退職した後もし仕事が決まらなかったら生活していけないリスクもありましたし、同期の友達も保育士として働いていましたがみんなそれぞれ大変そうでしたので、転職しても状況は変わらないと思っていたからです。
でも、転職して残業や持ち帰り仕事が一切ない職場に変わったおかげで、自分の時間を持つことができ、副業のハンドメイドをすることができました。それにより今の収入を得ることができるようになったので、当時お世話になった転職エージェントの担当さんには本当に感謝しています。
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