なかなか作品が売れない日が続くと「もしかして値段が高すぎるからなのかな」と思ってしまうこともあるかと思います。値段というのは自分と他者を比べたときに最もわかりやすい指標のためそう思ってしまうのも無理もありません。
ですが、売れない理由が「価格」であることは可能性の一つでしかなく、本当に売れない理由は他にある場合が多いのです。今回は売れない理由は「価格」だけではなくいろいろな可能性があるということについてまとめました。
価格の妥当性を伝えているか
例えば作品のデザインも完成度も色も柄も全く同じマスクケースがあったとします。一方は980円、もう一方は3980円だった場合、あなたはどちらを購入するでしょうか。多分980円のものを購入する方が多いのではないでしょうか。全く同じ品物なのですから当たり前ですね。
ですが「実は3980円の作品は内部に特殊なライトを備えていて中に入れたマスクについたウイルスを不活化してくれるのです」
この情報を知ったらいかがでしょうか。「あぁ、それなら3000円の価格差があるのは納得だな」そう思う人も少なくないと思います。
このように他のショップの作品説明文を工夫することで他の作品との違いを明かにすることで価格の妥当性を伝えることができます。
スポンサードサーチ
お客様にワクワクするイメージを提供しているか
画像にこだわり、お客様が「これを購入したらこんな生活ができるのか」とワクワクするイメージが湧きやすいものを掲載することも大切です。
ネット販売では実物を手に取ることができないため、お客様は自分の頭の中で作品を手に取った時のイメージを作り上げます。そのときに先取りしてお客様の頭の中にワクワク感を作り出すことができれば間違いなく販売につながります。
スポンサードサーチ
価格競争に巻き込まれない方法
現在ではハンドメイド作家も人数が増えてきて、よっぽどオリジナリティのある作品以外は同ジャンルの作家さんがいることでしょう。作家さん同士がみんな同じ価格帯で販売をしてくれれば良いのですが、とにかく安くという薄利多売のような作家さんが1人でもいるとそちらに流れてしまうお客様もいるかと思います。
焦る気持ちはわかりますが、そこで同じように価格を下げては自らの首を絞めることになりかねません。考えるべきは値下げではなく、作品の価値を変えることです。
現状ある作品にオリジナリティのある特徴を付け加えることで、その特徴に価値を感じてくれるお客様はあなたのショップ以外で購入することは考えられなくなります。市場規模は小さくともいかにライバルを減らすかを考えていきましょう。
安易に低価格で販売している作家さんは自分の時間を安売りしていることに気付いていないだけで、いずれは限界がきます。価格競争に巻き込まれることなく独自路線をめざしましょう。