「こんなに良いものなのに何で売れないんだろう」そんなふうに思い悩む作家さんも少なくないのではないでしょうか。
「良い作品を作っていれば売れる」は幻想
「良い作品を作っていれば売れる、売れないのは作品が悪いから」
果たして本当にそうでしょうか。上記の文章が成り立つのだとしたら詐欺師はなぜ粗悪品を高値で買わせることができるのでしょう。
それは「上手い売り方」を知っているからです。
「本当に良い作品」が完成すると、あまりのクオリティの高さに「どうやったら売れるか」「どうしたらお客様の目に止まるか」と考えることを放棄してしまいます。その結果せっかく良い作品なのに誰にも見てもらえず、手に取ってもらえずたくさんの作品の中に埋れていってしまうのです。
作品の良さに甘えることなく「どうやったら買いたくなるか」そして「どうやったら継続して自分の作品を買いたくなるか」を本気で考えなくてはなりません。
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作品を見つけてもらわなくては始まらない
どんなに良い作品でもお客様に見つけてもらえなければ購入してもらうことはできません。ではお客様に見つけてもらうにはどのようにしたら良いのでしょうか。
ピックアップ作品や特集に掲載される
minne(ミンネ)やcreema(クリーマ)では定期的にピックアップというたくさんの作品の中から注目の作品を選んで紹介してくれるシステムがあります。メルマガやスマホアプリの通知などで会員の方へお知らせされるのですが、これに選ばれると一時的にではありますが飛躍的に閲覧数がアップします。
ピックアップに選ばれる方法は、明るくて写りの良い写真を掲載すること。過去のピックアップを観察し、写真の背景や小物、写す角度などを参考にチャレンジしてみましょう。これに関してはとにかくトライアンドエラーです。掲載されればたった2日で何十個と売れることもあるので、あきらめずに頑張りましょう。
検索キーワード対策をする
お客様は欲しい作品を検索で見つけていきます。あなたのさくひんが欲しいお客様はどんなワードで検索しているでしょうか。
色は?テイストは?どんなシーンで使いたい?素材は?誰のための作品?
作品をよく観察し、自分自身に問いかけながら作品説明文のなかに検索キーワードをちりばめていきましょう。
SNSで集客する
現代はSNSで欲しいものを探すという方も少なくなくなってきました。日頃からSNSでファンを増やしておくことで新作を出すたびに良い反応が返ってくるようになることもあります。お客様とのやり取りを楽しむことで親近感をもってもらうことにも繋がります。
SNS集客は結果が出るまで時間がかかるので、心が折れそうになることもありますが気長に続けていくと確実にファンが増えていきます。
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とりあえずキープしてもらうこと
作品を見つけてもらった後は「すぐに購入!」となれば良いですが、お客様のお財布の事情もありますし、なかなかすぐに購入には至らない場合もあります。そういったお客様を見込み客として次に繋げるためにはとりあえず「作品をお気に入り」もしくは「ギャラリーのフォロー」をしてもらうことが大切です。
そのために日頃からプロフィールやギャラリーを整えておきましょう。具体的にやるべきことは以下の通り。
◼️作家プロフィールの充実
……ブランドコンセプトを明確に/作品のおすすめポイントや他作家さんとの違いを記載 ◼️ブランドギャラリーの統一感 ……小物や背景などの世界観を統一して眺めていて心地の良いギャラリーを心がける |