保育士を辞めたいと思っている人へ
この記事を読んでくださっているあなたは保育士を辞めたいと思っている方だと思います。
わたしにはその気持ちがわかります。本当に心から思うのですが保育士として働くのってつらすぎませんか?
私は以前、眠っている時間以外の全ての時間、頭の中に「辞めたい」「今すぐ消えたい」という言葉以外浮かばなかった経験があります。
私自身のそんな経験もありますし、大学同期や今でも交流のある前職での同僚にもそういった経験のある人は非常に多いです。
今となって私が思うのは、「つらい」「苦しい」「辞めたい」と感じる園で保育士を続けても良いことなどひとつもないということです。
ほんっとうに「逃げるが勝ち」
しかも辞めるのは早ければ早いほどいい。逃げると決めたら全速力で走り出しましょう。
なぜ私がそう思うか以下にまとめていきます。
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保育士を辞めたいと思ったら1日でも早い方がいいと思う理由
- 時間=人生がもったいない
- 傷が浅くて済む
- 「この園を辞めずに続けてよかった」と思った人を知らない
- もっといい職場は腐るほどある
1、時間=人生がもったいない
人生は時間でできています。お金は取り戻せるけど時間は取り戻せません。大金持ちは大金を払ってでも時間を買いたいなどと言ったりします。
しかも体力のある人生の若い期間というのは、できることもたくさんあります。
そんな貴重な時間をつらいことに耐えるために費やすのはもったいなさすぎます。私がやっているハンドメイドのお仕事も、重たい荷物を持ってイベント会場に行くときや、注文が捌き切れずに徹夜作業が続く時など体力勝負だな、と感じます。
ですが、そういった興味のある分野へのチャンスを掴むことができるのも今このときだけかもしれません。
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2、傷が浅くて済む
生活を変えることって決意しにくいし、いざ退職を切り出したら他の先生や施設長に嫌味を言われるんじゃないか、と考えると怖いですよね。
でも、結局ずるずる続けていっても、思い切って行動を起こさなければずっと同じことの繰り返し。場合によっては責任のある仕事を任されて「より言い出しにくくなっていく状況」になってしまうかもしれません。
私は結局最初に勤めた園を三年で辞めました。園長や主任に嫌味も言われましたが、退職した日の爽快感と言ったらありませんでした。今でもはっきりと思い出せます。そして平穏な生活を手に入れた今思うことは、もっと早く辞めておけばよかったということだけです。
我慢して我慢して我慢して過ごした3年間。つらい職場で苦しみながら日々命を削っていくよりも、さっさと見切りをつけて次の場所へ移ればよかった。時間と体力と精神力を無駄にしてしまった。
退職を告げる時期ですが、法律的には2週間前に申し出ることが望ましいようです。それでも、2週間も耐えられないという場合には「精神的にもう続けられない」と告げて即日退職することも可能です。医師に診断書を書いてもらうとより良いかもしれません。
本当に病んでしまってからでは回復に時間がかかります。ヤバイ、と思ったらとにかく早く辞めたほうが傷が浅くて済む、ということです。
また、どうしても自分では退職を言い出しにくい場合は、退職代行という手もあります。
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「この園を辞めずに続けてよかった」と思った人を知らない
不思議と転職してよかったという人は多いのに、嫌な職場に居続けてよかったという人って見たことないんです。
でも、考えてみたらそうですよね。
だって園の環境や労働条件、仕事内容とか人間関係ってそうそう簡単に変わらないです。
意地悪な先輩もその人自身は居心地がいいので退職してくれないですしね。(保育業界って人としてどうなのか、っていう先生、けっこういるじゃないですか。そういう人もたいてい何年も何十年もそこにいる人かと思います。その人自身もその環境を作っている一人ですから。)
「辞めたい、もう辛い」と言いつつずるずると辞めずに同じ園で働き続けている友人がいます。彼女は数年越しに会ったときにも変わらず職場の愚痴を言っていました。
また、石の上にも3年という言葉がありますよね。就職したくてもせめて三年は勤めないと我慢ができない人間として何をやってもうまくいかないとかいう訳のわからないルール。
私は一応3年間勤めましたが、それはやめる機会を逃したからというだけであって、3年続けたことでプラスになったことなんて何ひとつありません。得たものと言えば当時のトラウマで年に数回うなされるくらいです。
人生においての3年は長すぎます。3年あれば人生は大きく変わります。我慢してその園に居続けた3年後の自分と、人生を変えたい、良くしたいと前向きに行動した3年後の自分を想像してみてください。どちらの自分になりたいですか。
転職エージェントの方ともお話しする機会がありますが、3年勤めていないからといって転職で不利になることはないそうです。特に保育業界は離職率がとても高いので、本人のやる気次第でいくらでもいい園に行くことができるそうです。
もっといい職場は腐るほどある
私は退職時「他の園で働けないようにすることもできるんだぞ」というようなことを言われたこともありますが、はっきり言います。そんなこと、絶対にできません。
保育士はどこの園も人手不足で喘いでいます。世界は想像以上に広いので大丈夫。たった1人の園長がいくら悪評を流したところであなた自身が働きたい気持ちがあれば絶対に再就職は可能です。
ちょっと調べてみるとわかりますが、保育士の求人・転職サポートサイトってめちゃくちゃたくさんあります。つまりそれだけ保育士という人材を欲しがっている園がたくさんある。
今の園じゃなくても選択肢は無数にあります。選ぶのはあなたです。
転職先を選ぶときには自分1人で決めるのではなく転職エージェントの方に相談しながら決めることをお勧めします。保育園など閉鎖的な職場は実際中に入ってみないと、本当の労働環境や人間関係などがわからないことが多いです。転職エージェントはきちんと園ごとの特色を理解しているので、第三者の目線で見たお勧めの園を教えてくれます。
中でもこちらの保育Aidは保育士の離職理由によく挙げられる「人間関係」を重視した転職活動の支援をしています。
また、一回保育士を離れて、別の業界に行ってみるのも良いですよね。
大学の同期の一人は、子ども好きで保育士の資格を取ったものの、実習の段階で「向いていないな」と感じたため、大学卒業後は一般企業で事務として働いていますが十分なお給料をもらって満足しているようです。
別業種に転職というとハードルが高いと思うかもしれませんが未経験でも問題ないという企業もたくさんあります。こちらも同じく転職コンサルタントに相談してみるのが一番早いと思います。
転職はしたくても何から始めていいかわからない人のサポートも行っているDODAがおすすめ。
まとめ
保育士を辞めたいと思っている人へ。「逃げるが勝ち」です。
その理由は、
- 時間=人生がもったいない
- 「この園を辞めずに続けてよかった」と思った人を知らない
- 傷が浅くて済む
- もっといい職場はたくさんある
でした。
1人でも多くの保育士さんが幸せに働けることを願っています。